求刑1.5倍判決見直しへ 裁判員「求刑超え」出やすく(MSN産経ニュース 2014年6月27日)
平成21年5月の裁判員制度導入以降、検察官の求刑よりも重い判決を言い渡す「求刑超え」は、主要8罪名だけで43件を数える。「裁判官裁判よりも求刑超えが出やすい」との指摘もある中、過去の量刑傾向を大きく上回る裁判員裁判の判決を、最高裁がどう評価するかが注目される。…
最高裁は今年3月末までに出された判決のうち、殺人▽殺人未遂▽傷害致死▽(準)強姦(ごうかん)致傷▽(準)強制わいせつ致傷▽強盗致傷▽現住建造物等放火▽覚せい剤取締法違反−の8罪名に絞って「求刑超え」の割合を調査し、裁判官裁判と裁判員裁判で比較した。
裁判官裁判(20年4月以降)で「求刑超え」とされた被告は2人で、全体の0・1%。これに対し、裁判員裁判(21年5月以降)では1・0%にあたる43人で、単純比較はできないものの裁判員裁判で増加傾向にあることがうかがえる。
裁判員裁判の「求刑超え」判決が上級審で修正された例もある。
姉を殺したとして殺人罪に問われた男性被告について1審大阪地裁は24年7月、広汎性発達障害の一種、アスペルガー症候群の影響を認定しつつも「反省が不十分で社会内に障害に対応できる受け皿がない」と指摘。「再犯の恐れが高い」とし、求刑懲役16年に対し同20年を言い渡した。2審大阪高裁は「再犯の恐れがあるといえるほど反省が乏しいとはいえない」と1審を破棄、懲役14年とし、最高裁で確定した。
女児傷害致死事件の上告審弁論で、弁護側は「下級審は事件の背景にある幼児虐待など、罪となるべき事実以外の事情を重視している」と指摘。検察側は「日常的な暴行の延長線上にあると評価でき、顕著な悪質性がある」としている。
最高裁の示す判断によっては、他の事案にも影響を与えそうだ。
日本の裁判員裁判は、裁判員の判断が必ず採用されます。
ちなみに、韓国の陪審員制度は陪審員の判断が採用されない場合があるらしい。
裁判員の判断より過去の量刑を優先してしまうと、誰もがやる気を失くしますよね?この人みたいに
だから、これじゃヤバい、と思ったのかもしれません。
最高裁まで動かすのか、松本人志ってスゴイな。。(違います!by最高裁?)
とにかく、裁判員裁判で求刑超えの判決でも出しやすくなったということは、
裁判員としてもやる気が出るというのならいいんじゃないですか?
管理人は裁判員辞退する予定なんで。。。
まだ呼出状は来ていない。人気ブログランキング! →
