2014年10月22日

宮崎地裁の家族3人殺害事件 被告の死刑確定

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宮崎の家族3人殺害 奥本被告の死刑確定へ(YOMIURI ONLINE 2014年10月17日)
 宮崎市で2010年、妻子と義母を殺害したとして殺人罪などに問われ、1審の裁判員裁判と2審で死刑判決を受けた無職O.A被告(26)に対し、最高裁第1小法廷は16日、上告を棄却する判決を言い渡した。死刑が確定する。山浦善樹裁判長は「家族から自由になろうという身勝手な動機で、子どもを浴槽に沈めて窒息死させるなど犯行態様も残虐だ」と述べた。

 裁判員裁判の死刑判決が最高裁で確定するのは2例目。1、2審判決によると、O被告は10年3月、同居の義母(当時50歳)の叱責などに嫌気がさしたことなどから、自宅で寝ていた長男(同5か月)を殺害後、妻(同24歳)と義母をハンマーで殴り殺した。上告審では、1審で死刑を求めた遺族の一人が「死刑を望まない心境に変わった」とする上申書を提出。弁護側は「裁判員裁判をやり直すべきだ」と主張したが、判決は上申書には言及しなかった。黒原智宏弁護士は「現在の遺族感情が考慮されなかったのは残念だ」と話した。

評議でも考えられた「永山基準」
この「永山基準」は9つのポイントがあり、、、
(1)犯行の性質、(2)動機、(3)態様(殺害の手段方法の執拗性・残虐性)、(4)結果の重大性(殺害された被害者の数)、(5)遺族の被害感情、(6)社会的影響、(7)犯人の年齢、(8)前科、(9)犯行前後の情状。
判決では、以上全てを考慮したうえで、罪と罰のバランスや、犯罪予防という観点からも、極刑がやむをえないと認められる場合には、『死刑の選択も許される』という判断が示されたのです。
これが、『永山基準』です
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しかし、いくら条件に合致してるからって、裁判員が死刑判決を出すのは相当の勇気が必要だったでしょう。
ある裁判員は被告が控訴したとわかったら「ほっ」としたらしい。

O被告に死刑が確定になるまで約4年半。
被告は今。。?
<47NEWS>【宮崎市の家族3人殺害事件】傍聴席から見えなかったもの(共同通信 2012年7月13日)
「義母から逃れたかった」 被告が明かした犯行動機
1/3
 宮崎市で2010年3月に起きた、O.A被告(24)が、生後間もない長男と妻、義母の家族3人を殺害した事件。

 福岡高裁宮崎支部は今年3月、O被告に一審宮崎地裁の裁判員裁判に続き、死刑判決を言い渡した。

 一審から傍聴を続けるうちに、被告が自分の思いをうまく言葉に出来ていないように感じた記者が、被告との文通と面会を繰り返し、法廷では見えなかった動機や事件の背景に迫る。


 なぜ3人を殺したのか。宮崎刑務所の面会室。その問いに透明な板の向こうで、O.A被告(24)は言った。
 「あのとき義母から逃れる方法は、それしかなかったんです」
 2010年3月に義母I.Tさん=当時(50)=と妻Kさん=同(24)、生後5カ月の長男Yちゃんの3人を殺害した罪などに問われたO被告。一審宮崎地裁の裁判員裁判の判決は、犯行前後に出会い系サイトに興じるなどしたO被告を強く非難、殺害動機を「自由で1人になりたいと考えた」と認定し、死刑を言い渡した。
 それだけで3人も、なぜ―。その疑問にO被告は繰り返した。「義母から逃れたかった」と。
 判決の認定によると、O被告は09年3月、Kさんの妊娠を機に結婚し、宮崎市内で義母と同居。やがて、感情の波が激しかったという義母からの叱責(しっせき)が始まる。
 「Yの抱き方が悪い」「若いのに寝るな」
 貯金がなく、結納と結婚式を見送った後から義母の怒りが自分に向いたとO被告には思えた。
 事件6日前の深夜。義母は、仕事から帰宅したO被告の頭を何度も殴った。「あんたの両親は何もしてくれん」。そして、故郷を侮蔑する言葉を言った。「音を立てて、何かが壊れて…。もう限界だった」
 殺害した妻子への感情を一審の被告人質問で問われるたびに「愛していた」と答えた。しかし家庭内では、育児を通じて義母と妻子のグループができ、家での居場所はないと感じていたという。
 「親子3人で暮らしたかった。ただそれだけです」。でも、それはかなわない。ならば―。
 裁判員に説明しようと思った。だが、被告人質問では多くの質問に「分からない」と答えてしまった。「『分からないなら、分からないでいい』と言われていたので、すぐに答えられない質問は全部『分からない』と答えたんです」。判決を読んで、一審をやり直したいと思ったという。
 福岡高裁宮崎支部の控訴審で実施された心理鑑定で、ベテランの臨床心理士は、O被告の心をこう描いた。
 「義母の叱責と生活苦、睡眠不足で心身が極度に疲弊し、短絡的になりやすかった。義母と妻子が一体で、O被告だけ別世界にいるような孤独を感じていた」
 O被告も「ずっと言葉にできなかったことが、ここには書いてある」と感じた鑑定書。22日の控訴審判決は、その内容をほとんど受け入れ、O被告の反省も認めた。
 しかし、結論は同じ死刑。動機の認定は変わらず、特にKさんとYちゃんの殺害を「いわば理由なき殺人にも匹敵、強い非難に値する」と断罪した。

2/3我慢ばかりで本音言えない コントロール超えた衝動共同通信 2012年7月21日 47NEWS
 宮崎刑務所の独居房は、隙間風が入り込む、白い壁に囲まれた4畳。ここに来て、気付いたことがある。「昔から我慢ばかりして、僕はいつの間にか本音が言えなくなっていた」
 1988年2月、福岡県で生まれたO.A被告(24)。3人兄弟の長男で、棚田が広がる山の麓で18歳まで過ごした。
 幼いころから、気が弱かったという。「もめ事が嫌いで自分から謝るほうだった。人に好かれたくて、周りに合わせて我慢することが多かった」
 小学校から高校までは剣道一色の生活だった。稽古では、しごかれていつも泣いていた。辞めることばかり考えた時期もある。しかし、剣道の推薦で高校に進学、主将を務めるまでになった。
 O被告の実家の家族は「反抗期らしいものはなかった」と振り返るが、それは、イライラを人前で隠していただけだった。小学校高学年のころは我慢できないときに棒で石をたたいた。その後、感情を抑えられなくなったことは記憶にない。
 福岡高裁宮崎支部の控訴審で実施された心理鑑定の報告書は、情緒面をこう分析したという。
 「普段は外からの刺激に節度を持って対応できる。しかし、衝動を抑圧しているため本音を出せない。衝動を小出ししないため、コントロールできなくなったときの耐性は訓練されていない」
 義母I.Tさん=当時(50)=と妻Kさん=同(24)、生後5カ月の長男Yちゃんの3人との同居生活は、O被告にとって我慢の連続だった。義母に叱責されても謝り続けた。「お金がなくて、結納や結婚式ができなかった自分が悪いんだ」と。
 働き手は自分一人で、家族のために仕事をするのが役割だと思っていた。でも、義母と妻子の「仲間」に入ることはできず、仕事が終わっても会社の近くに止めた車の中で深夜まで過ごし、出会い系サイトで知り合った女性にメールした。
 そして事件の6日前に義母が言った、故郷を侮蔑する言葉。もうコントロールできなかった。
 話し合えば良かったのではと、検事や弁護人に言われた。控訴審判決も「家裁への調停申し立てなど解決方法を探る手だてがあったはずだ」と指摘した。しかし、当時のO被告は気持ちを表現する言葉を持っていなかった。「人と議論したことがなくて。どうしていいか分からなかった」
 妻子と3人で暮らし、公園でYちゃんとキャッチボールをするのが夢だった。「1人で解決できると思って一生懸命やったけど、僕には、そんな力や知識がなかった」

3/3短い審理、息苦しい法廷 「思いが伝え切れず」共同通信 2012年8月9日 47NEWS
 2010年11月24日、宮崎地裁の204号法廷。O.A被告(24)の裁判員裁判は5日目を迎え、検察側の被告人質問が行われていた。

 「出会い系サイトで知り合った女性とメールするくらいなら、妻に連絡しようと思わなかったんですか」
 「…」
 「分からないなら、分からないでいいですよ」
 「はい分かりません」

 家族3人を殺害した動機や、当時の状況を問われたO被告は、何度も「分かりません」と繰り返した。本当に分からない質問もあった。しかし、検察官が時間を気にしていることに気付き、即答できなければ「分かりません」と答えた。
 O被告の目の前には、裁判員6人と裁判官3人が並ぶ。背後の傍聴席は満席だった。
 「息苦しくて、証言台では足がガクガク震えた。弁護人も厳しい顔で質問するので、味方は誰もいないような感じで、早く終わってほしかった」
 午前から夕方までの約5時間。検察側と裁判所側からの質問は、計1400を超えた。
 拘置施設に入って以来、人と話す機会も減っていた。「話すのが久々で、頭が回転しなかった部分もあったと思う」とO被告。弁護人には、疲れ切っていたように見えた。
 初公判から求刑まで6日間だった一審宮崎地裁の裁判員裁判。O被告には「時間も短く、思いを伝えきれなかった」という思いが残っている。
 09年に裁判員制度が導入され、刑事裁判は調書など書面による証拠よりも、法廷での証言や供述を重視するようになった。同時に裁判員の負担を考慮、短時間で集中的に審理するようになった。
 元東京高裁判事の村上光鵄(むらかみ・こうし)弁護士は「裁判員裁判で被告の弁解の時間が十分取れないとすれば、構造的問題。重大事件の被告が未熟で意図を表現できない場合、プロの裁判官より審理に時間をかけ、話しやすい雰囲気をつくるべきでは」と話す。
 福岡高裁宮崎支部の控訴審判決は、O被告の「分からない」について、「答えられないのがやむを得ない質問もあり、反省していないと評価するのは相当ではない」としつつ「過大には評価できない」と述べ、一審判決を揺るがす要素とは認めなかった。
 独居房で毎日、事件のことを思い返す。3人の冥福を祈り写経。仏教を学ぶことで、償いになればと考えている。
 最近、文章の書き方に関する本を読み始めた。「気持ちをうまく言葉にできるようになりたくて」。それが願いだ。

O被告(じゃなくてO死刑囚だけど)は、文章の書き方がうまくなりたい、と、まだ成長しようとしてるんですね。意外です。





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posted by akibacchi2980 at 01:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 裁判員やりたい。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月21日

裁判員裁判で遺体のイラスト使わないらしい

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裁判員に配慮、地裁が遺体のイラスト提出認めず(YOMIURI ONLINE 2014年10月21日)
 東京地裁で今月28日から始まる傷害致死事件の裁判員裁判に向け、検察側が被害者の遺体のイラストを証拠請求したところ、地裁が認めなかったことが分かった。

 検察側の異議申し立ても21日、却下した。被告は痩せ衰えた母親に暴行し、死亡させたとして起訴されており、地裁は裁判員の精神的負担を考慮したとみられるが、視覚的な証拠なしに裁判員が犯行の凄惨(せいさん)さに関してどう判断するのか注目される。

 事件は今年1月に東京都中野区で発生。自宅で母親(当時64歳)の背中を蹴るなどして死亡させ、傷害致死罪に問われた無職N.M被告(39)は起訴事実を認める見通しで、犯行の悪質さなど情状面が争点になる。

 関係者によると、母親は入退院を繰り返し、事件当時、かなり痩せた状態だったという。検察側は、こうした被害者に暴行を加えた残虐性を立証するため、公判前整理手続きで、裁判員に与えるショックが写真より小さい遺体のイラストを証拠提出しようとした。

 しかし、地裁は「イラストでも負担は大きい」として採用せず、証人尋問などで代用するよう求めた。検察側は被害者の体重を説明したり、解剖医の尋問で死亡時の状況を示したりして立証することになる。

遺体の写真もイラストもダメか〜。
そういうのを見せた方が事件がよく解ると思うんですが。
逆に解りにくいのでは?
まあ、管理人は裁判員を辞退したいので関係ないですが…。
単なる傍聴する方はもっとつまらないのでは?

まあ、傍聴人がつまんないと思ってることなんて考えなくていいんでしょうけど。。。orz




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posted by akibacchi2980 at 23:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 裁判員やりたい。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月11日

今年も裁判員の名簿が作成されたぞ

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11月12日,裁判員候補者名簿に登録された方に名簿記載通知を発送します。なお,引き続き,裁判所を騙った不審な電話・郵便・メール等にご注意ください。(裁判員制度HP 2014年10月10日)
 全国の地方裁判所では,選挙管理委員会から送付された裁判員候補者予定者名簿に基づいて裁判員候補者名簿を作成し,11月12日,最高裁判所名入りの封筒で裁判員候補者名簿に登録された方に「裁判員候補者名簿への記載のお知らせ」(「名簿記載通知」ともいいます。)等を発送します。
 裁判員候補者名簿に登録された方には,11月13日ころから封筒に入った名簿記載通知等(詳しくは,名簿記載通知についてのコーナーをご覧ください。)が届きますが,この段階では名簿に登録されただけであり,すぐに裁判所にお越しいただく必要はありません。
 また,裁判所にお越しいただく時期は,平成27年2月ころから平成28年2月ころまでを想定していますが,その際には,裁判所にお越しいただく日の約6週間前に改めて文書でお知らせします(裁判員に選ばれるまでの手続の流れについては,裁判員の選ばれ方をご覧ください。)。
 なお,裁判員候補者名簿に登録されたことを,ハガキやメール便,電話,電子メール等で裁判所からお知らせすることはありません。「名簿記載通知について」のコーナーで紹介している写真(詳しくは,裁判所からお送りする封筒と名簿記載通知及びその同封物についてをご覧ください。)以外の郵便物が届いた場合や不審な電話・メール等にはくれぐれもご注意ください。
 裁判員制度は,国民のみなさんのご協力がなければ成り立たない制度ですので,みなさんのご理解とご協力をお願いします。

※ 裁判員候補者名簿に登録されたことを公にすること(インターネット等で公表するなど,裁判員候補者になったことを不特定多数の人が知ることができるような状態にすること。)は法律上禁止されていますので,ご注意ください。

今年もこの時期がやってきましたね〜。。
毎年、この季節になると憂鬱になっちゃいますね。
「今年も当たりませんように」(-人-)祈

名簿に登録されるのは各選挙管理委員会の選挙人名簿からなので、これだけは逃れられませんね〜。
今回、名簿に登録されたら来年2月から再来年2月までに裁判員に選任されるかもしれません。

に、逃げろ〜っ!!1bankozou.gif

もし、やる人も冷静に。
辞退する方も冷静に。

やはり、やるのか辞退するのかを決めとくのがいいかと思います。
それから、家族の協力と理解を得られた方がいいのかな、と。

side-it


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posted by akibacchi2980 at 21:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 裁判員やりたい。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする