2015年04月29日

オウムに思う、日常生活と宗教

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【Yahoo!ニュース】<オウム裁判>高橋克也被告の存在感のなさ…判決どう判断?(毎日新聞 2015年4月27日)
 元オウム真理教信者、高橋克也被告(57)の裁判員裁判は、裁判官と裁判員による評議が東京地裁で続いている。高橋被告は地下鉄サリン事件で無罪を主張し検察と対決姿勢を見せたが、計38回の公判では事件の重大さと対照的な存在感の薄さも浮かび上がった。30日に言い渡される判決では、裁判員らがこうした点をどう評価するかも注目される。

 「月に車を1万キロ運転し、睡眠は1日4時間だった」。高橋被告は公判で当時の教団での生活を振り返った。「諜報省」に所属し、同省大臣の井上嘉浩死刑囚(45)の運転手を「ワーク」(作業)とした。運転技術を買われ、地下鉄サリン事件やVX襲撃事件で運転を任されたが、井上死刑囚は「被告は従順で言われたことをそのままやった」と述べた。

 また、元幹部の1人は被告を「責任のある仕事は任されない。一般信者に近かった」と証言し、平田信被告(50)=1、2審で懲役9年、上告中=も「被告は私と同じ落ちこぼれ組」と表現した。地下鉄サリン事件などに関与した元幹部の新実智光死刑囚(51)が「いたかなあ、くらいの存在感」と述べるなど、証人となった教団関係者の多くにとって、被告の印象は薄かったようだ。

 一方、被告は元代表の松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚(60)や教義に強いこだわりを見せ、公判でも「グル」(宗教的指導者)と呼び続けていた。事件に関わった理由も「井上死刑囚の指示はグルの意思と疑わなかった。グルの意思を実現することが『救済』と考えていた」と説明した。

 逃亡生活中は他の宗教書を読んでオウムの教えと比べていたといい、「事件や教義は何だったのか。他から見るとどういう意味があるのか知りたかった」と説明した。「まだ深く考える必要がある」と被害者や遺族への謝罪は避けた。

 検察側は論告で「宗教的背景を考慮する必要は全くない」と被告の姿勢を批判し、無期懲役を求刑した。弁護側は「松本死刑囚に帰依することで非合法活動をいとわない精神構造になった。オウム的思考のとりこになった原因を考える必要がある」と訴えた。

 公判に被害者参加した地下鉄サリン事件遺族の高橋シズヱさん(68)は「公判で被告の存在感のなさが分かったが、審理に誠実に向き合っているとは感じられなかった」と話した。

被告は従順で、存在感がなかったというのは、
刑期を有期に、しかも短くという、弁護側の戦法のような気がします。
裁判員はどう判断するのかは分かりませんが。

オウム裁判:15被告を担当、元裁判官の述懐 狂気呼ぶ「集団の正義」(毎日新聞 2015年4月14日)
 オウム真理教による一連の事件の刑事裁判は、元信者の高橋克也被告(56)に対する30日の東京地裁判決で、起訴された192人全員の1審が終結する。20年にわたるオウム裁判は、「誤った正義」を妄信してしまう若者たちの危うい姿を浮かび上がらせた。東京地裁の裁判長として初期のオウム裁判に携わった元裁判官が取材に応じ、信者らの内面に迫った日々を振り返った。

 北海学園大法科大学院教授の三上英昭さん(70)は1969年に裁判官になり、95年に東京地裁で始まったオウム裁判を担当した。当時の地裁は「オウム一色」。教団が新たな事件を起こす可能性も指摘され「防弾チョッキを着て出勤していた」という。

 印象に残るのは、地下鉄サリン事件で自らサリンを散布したと供述し、自首が認められて無期懲役となった元医師の林郁夫受刑者(68)の公判だ。起訴内容の認否で林受刑者は泣き崩れ、傍聴席では遺族が号泣した。「法廷がしーんとした。無残な事件だと思った」。その後の審理でも林受刑者は真摯(しんし)に事件に向き合った。「(死刑覚悟で)命を捨てた雰囲気があった」という。

 公判に、後に死刑が確定する教団元幹部が証人出廷した時のこと。元幹部は入廷するなり、驚いた表情を浮かべた。陪席裁判官が東大時代の後輩だったからだ。その陪席裁判官からは「(元幹部は)学生時代は立派で、こんなことをやる人ではない」と聞いた。「裁く側と裁かれる側に分かれた2人を見て、もったいないと感じた」

 ◇「救済」求め入信 矛盾垣間見えた

 林受刑者の公判は異動で別の裁判長に引き継いだが、計15人の裁判に関わった。凶悪犯罪に手を染めた元信者の多くが「救済」を求め入信していた矛盾が見えてきた。「真面目な青年だったはずなのに、どこか狂っている」と割り切れなさが募った。

 駆け出しのころに起きた連合赤軍事件。アジトで仲間を次々とリンチで死なせた末、山荘で銃撃戦を演じた事件を、戦争経験のある先輩裁判官は「集団の正義に支配されると、人間は理性を失うことがある。軍隊が最たるものだ」と解説した。オウムの事件にも通じると感じた。

 三上さんは「正しいことだからやれ、と組織に命令されたら簡単には断れない。人間にはそういうところがあるという前提で、教育をする必要がある」と警鐘を鳴らしている。

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 ◇オウム真理教事件と裁判の経緯

1989年11月 4日 坂本堤弁護士一家殺害事件

  94年 6月27日 松本サリン事件

  95年 2月28日 仮谷清志さん監禁致死事件

      3月20日 地下鉄サリン事件

      5月16日 松本智津夫死刑囚を逮捕

2006年 9月15日 松本死刑囚の死刑が確定

  11年11月21日 遠藤誠一死刑囚の上告棄却。13人の死刑判決が確定し、一連のオウム裁判がいったん終結

     12月31日 逃走していた平田信被告が警視庁に出頭、翌1月1日に逮捕

  12年 6月 3日 菊地直子被告を逮捕

        15日 高橋克也被告を逮捕

  14年 3月 7日 平田被告に懲役9年の判決

      6月30日 菊地被告に懲役5年の判決

  15年 4月30日 高橋被告に判決(予定)

日本に新興宗教は星の数ほどあります。
その中にオウムのようなマインドコントロールをしてテロのような事件を起こさない集団がないとは言い切れません。
しかし、人間はそんなに強いものではないとしたら?
宗教すべてが悪いとは言い切れない部分があります。
実際に信仰する宗教がある人もいます。
外国人はキリスト教やイスラム教を信仰している人も多いです。
(イスラム教のすべてが暴力的とは言えません)
だから、新興宗教が悪いとは一概に言い切れませんし。
日常生活に宗教が浸透してきた現代社会は、宗教との付き合い方を考えなければいけなくなりますね。





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ほのぼの素材集の部屋
posted by akibacchi2980 at 08:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 裁判員やりたくない。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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