2014年01月12日

オウム平田信被告の裁判の選任手続き

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オウム平田被告の裁判員ら10人選任…東京地裁(YOMIURI ONLINE 2014年1月10日)
オウム真理教による3事件で起訴された元教団幹部・平田信被告(48)の公判の裁判員選任手続きが9日、東京地裁(斉藤啓昭裁判長)であり、裁判員6人と補充裁判員4人が選任された。

 地裁は当初、候補者として400人を選定したが、辞退希望者らが相次いだ結果、出席者は60人にとどまった。出席率は15%で、平均の29%を下回った。

 地裁は昨年11月、400人から高齢者や学生らを除く273人に、被告名を伏せて呼び出し状を送った。その後、164人が辞退を希望して認められるなどして、出席したのは60人だった。呼び出し状には公判が約2か月に及ぶことが記載されており、裁判所関係者は「長期裁判の負担を嫌ったとみられる。教団事件と推測して回避した可能性もある」と語った。

 この日の選任手続きは午後2時から約1時間半行われた。裁判員に選ばれなかった男性会社員(28)によると、地裁から初めて平田被告の公判であることが明かされ、3事件の概要が説明されたという。男性は「教団の後継団体が今も活動していることは知っており、もし裁判員に選ばれたらという不安はあった」と話した。

 平田被告の公判は16日に始まり、週3〜4回ペースの審理を経て、3月上旬に判決が言い渡される予定。

それでは、裁判のポイントは何でしょうか?

<Yahoo!ニュース>デスクリポート オウム裁判の行方を司法キャップが解説します。(FNN 2014年1月9日)
2014年を占う、フジテレビ報道局のデスクリポート。9日は、社会部の司法クラブです。
地下鉄サリン事件など、オウム真理教による事件で特別手配され、2012年に相次いで逮捕・起訴された3人の被告。
9日午後には、来週から始まる平田 信被告(48)の裁判の裁判員選任手続きが予定されているほか、菊地直子被告(42)の裁判は春以降、高橋克也被告(55)の裁判は、秋以降に始まる見通しです。
一連の裁判の行方について、司法クラブの田中 剛キャップの解説です。

教団による一連の事件で、初めてとなる裁判員裁判。
その最大のポイントは、「死刑囚への証人尋問」となる。
1月16日から裁判が始まる平田 信被告は、目黒公証役場事務長だったK.Kさん(当時68)監禁致死事件や、マンションに爆弾が仕掛けられた事件など、3つの事件で起訴された。
裁判で期待される、事件の真相解明。
そこでポイントとなるのが、裁判員裁判で初めて公開の法廷で行われる、3人の確定死刑囚に対する証人尋問。
尋問は、1月下旬から2月上旬にかけて行われるが、中でも、井上嘉浩死刑囚(44)は、「知るかぎりの事実を伝えたい」などと、話しているという。
死刑囚以外にも、元幹部ら、少なくとも10人の尋問が予定されているほか、平田被告自身も、死亡したKさんの親族と示談し、真相究明に協力することで合意している。
一方で懸念されるのが、死刑囚の証人尋問が安全に行われるかどうか。
法廷では、傍聴席の仕切りに防弾ガラスを設置したり、死刑囚の心情を安定させるなどの理由から、傍聴席から見えないように、遮蔽(へい)板を設置するほか、死刑囚の周りや傍聴席との間などで、刑務官らが警備にあたる見通し。
日本を震撼(しんかん)させた、一連の無差別殺人事件から19年。
1年にわたる3人の被告の裁判で、真相にどこまで迫れるかが焦点となる。

防弾ガラスに遮蔽板。。。
ひえ〜っ!どこかの国の大統領並みの厳重警備。
いやだ。。。でもこわいもの見たさ。

刑事裁判の証人は「テスト」があるらしいけど。

<Yahoo!ニュース>検察が刑事裁判で行っている「証人テスト」って、どんなもの?(前田恒彦 2014年1月6日)
【証人テストの根拠】
刑事訴訟規則には、「証人の尋問を請求した検察官又は弁護人は、証人その他の関係者に事実を確かめる等の方法によつて、適切な尋問をすることができるように準備しなければならない」との規定がある(第191条の3)。

その準備の一環として証人尋問の前に行われるのが、「証人テスト」と呼ばれる証人との打ち合わせだ。

法廷での証言が不慣れな証人から限られた尋問時間内で十分な証言を引き出すべく、検察側のみならず弁護側も現に行っており、かつ、行うべき手続と言える。

【検察が行ってきた証人テストの実態】
検察は、自らの尋問事項をあらかじめ書面で用意するばかりでなく、弁護側や裁判所から出されるであろう尋問の内容まで想定した上で、証人と複数回にわたって入念な打ち合わせを行う。

多くは「問い」と「答え」という形で用意している尋問事項を順次尋ね、その返答を求めて内容を確認していくといったやり方だ。

尋問事項書は、ワープロソフト「一太郎」や表計算ソフト「エクセル」などを使って作成している。

その中で、検察にとってプラスの返答につながる尋問をいかにクローズアップさせるか、どのような設問の順序や組立て、山場の作り方が最も効果的かなどを検討する。

また、被告人の有罪立証や悪性立証に向けてマイナスの返答につながる尋問をいかに公判に出さないようにするか、仮に弁護側の尋問によって出さざるを得ないとしても、あらかじめ検察の尋問の中で何らかの合理的な説明を付けさせることでマイナスを少しでも減殺できないかといった点を検討し、尋問事項書の改訂を進める。

場合によっては証人に対して「その点は、こちらから尋ねることはない。弁護側から尋ねられた場合には答えてもらうことになろうが、弁護人の質問をよく聞き、聞かれたことに限って答えるように注意されたい」といった指示を与えることもある。

捜査段階の供述調書と食い違った証言をする証人については、その理由を吟味した上で、調書の内容に従って記憶喚起を図ったり、再び「自白」を迫るといった対応をする。

ただ、実質的には供述調書や他の証拠に基づく新たな記憶の刷り込みに近い。

それでも証言を変えそうにない証人の場合には、法廷での証言態度や証言内容が信用できないものであることを強調する一方、いかにして供述調書の方をより信用性のある証拠として裁判所に採用させるべきかを検討・準備する。

事案によっては尋問事項書のドラフトを幹部に上げる必要もあるし、証人ともども「問い」と「答え」の内容を覚えこむくらいまでリハーサルを繰り返す場合もある。

【検察による証人テストの問題】
問題の根底にあるのは、実質的には「取調ベ」と同様のやり取りが行われている上、捜査段階の取調ベ以上に証人に与える影響が大であるにもかかわらず、証人との具体的なやり取りが外部から見える形で記録として残されていないという点だ。

証人が証人テストの中で新たに思い出した事実を供述し始めた場合、確かに検察にとってプラスに働くものであれば、証人尋問の中に盛り込んだり、別に供述調書を作成して証拠化を図るはずだ。

しかし、それがマイナスに働くものであれば、よほどの重要証言(と検察が考えるもの)でもない限り、往々にしてそのまま「黙殺」されてしまうだろう。

検察は、わざわざマイナス事実を自らの尋問の中に盛り込まないし、弁護側や裁判所が問題に気づかず、彼らの尋問にその話題が出てこなければ、真相はそのまま闇から闇だ。

【問題の抜本的解決策】
現在、裁判員裁判対象事件や特捜事件など一部の事件の取調べで全面可視化が試行されているが、基本的には逮捕勾留された被疑者に限られている。

しかし、事件の中身や被疑者・参考人といった対象者を問わず、任意・強制段階や起訴前・後といった時期を限定せず、証人に対する証人テストも含め、およそ検察官が誰かを取り調べる手続については、その全過程を録音録画し、証拠として保全しておくべきだろう。

これにより、事件関係者の供述の中から都合のよい部分のみを切り取って供述調書にしたり、証言させたりするといった恣意を防止するとともに、供述の押し付けなどを防ぐこともできる。

本当に任意の供述がなされているのであれば、こうした全面可視化の実施により、不当な言いがかりから現場の第一線に立つ捜査官らを守ることもできる。

特に証人テストの場合、既に捜査当局が十分に捜査を尽くして起訴した後の話であるし、公開の法廷で証言することが前提となっている手続である以上、捜査段階の取調べに比べると、全面可視化による弊害もないはずだ。

こういうことを知っておくだけで、
事件を見る目が変わってきそうですね。




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posted by akibacchi2980 at 12:44| Comment(0) | TrackBack(1) | 裁判員やりたくない。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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