2013年12月29日

<裁判員にとっての2013年重大ニュース>裁判員経験者、急性ストレス障害発症で国家賠償訴訟へ

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今年は、元裁判員が遺体写真からASDになり国家賠償へ提訴しましたね。
<ヨミドクター>「つらい思い、私を最後に」 元裁判員国賠訴訟…宮城(読売新聞 2013年5月8日)
 「こんなつらい思いをするのは、私を最後にしてほしい」。福島地裁郡山支部で強盗殺人罪などに問われた事件の裁判員を務めたことで「急性ストレス障害(ASD)」になったとして、福島県郡山市の60歳代の女性が7日、仙台地裁に起こした国家賠償訴訟。

 国を相手取り、慰謝料など200万円を求めているが、女性側は訴訟を通じて、裁判員制度の問題点も指摘する考えだ。

 訴状や陳述書などによると、女性は3月1日、強盗殺人事件の裁判員として選任され、その直後から、不眠に悩まされるようになった。3日後の初公判では、刺し傷の様子や遺体が血の海で横たわっている様子のカラー写真を見たり、被害者となった女性が刺されながらも必死に消防署に救いを求める電話の録音テープを聞いたりした。テープの声について女性は「断末魔のうめき声」と表現している。

 その後、女性は昼食を嘔吐(おうと)するなど具合が悪くなった。判決後も精神的に不安定な状態が続き、福島県内の病院で同月22日にASDと診断され、4月19日には「さらに1か月の休養を要する」と医師から言われ、治療を続けている。夫によると、女性は今も料理で包丁が使えずにいる。女性は「裁判員の仕事がこんなに大変な思いをするものなら、初めから断れば良かった」と後悔しているという。

 女性は「裁判員を務めたためにASDになった」と主張。「裁判員制度は苦役からの自由を保障した憲法第18条に反する」などとし、法案提出から3か月弱の審議で成立させた衆参両院にも過失があったと訴えている。

 女性の訴えに対し、福島地検は「裁判員の心理的負担にも十分配慮しつつ、適正な立証に努めて参りたい」としている。

 ◇事件概要

 福島県会津美里町で2012年7月、病院事務員(当時55歳)と妻の看護師(同56歳)の2人が自宅で殺害され、キャッシュカードなどが奪われた。住所不定、無職高橋(旧姓・横倉)明彦被告(46)が逮捕、強盗殺人罪などで起訴された。福島地裁郡山支部で今年3月、死刑判決が言い渡され、高橋被告は即日控訴している。

それについて、アンケート調査がありました。
裁判員経験者が急性ストレス障害発症で国家賠償訴訟へ、裁判員ケアは十分だと思う?(ゼゼヒヒ インターネット国民投票より)
やはり、不十分という意見が大多数を占めています。
しか〜し!一部では「ケアの基準がわかりにくい」っていうのがあった。

ケアの基準か。。。
裁判員のメンタルサポートは専用のウェブサイトから(ログインが必要)必要に応じて「相談は5回まで無料」ということである。※資料PDF
しかし、ASDになったのにそんな無料の範囲なんかじゃ無理。
それは、元裁判員原告も訴えているようで。。あるブログにこんなエントリーが
<gooブログ>千恵子@詠む… 2013年4月18日
>女性の様子を見て、夫は裁判員のためのカウンセリング制度の存在を知り「裁判員メンタルヘルスサポート窓口」に電話した。面談できる場所は東京が最も近く、1人5回まで無料だという。しかし「裁判で有給休暇を使っており、さらに仕事を休んで交通費をかけてまで行けない」。センターに紹介された県内の保健所に電話すると「裁判員のための相談は知らない」「必要なら精神科を紹介する」と言われ、がくぜんとした。

裁判員裁判の裁判所までの交通費はかからないはずですが、
メンタルヘルスの交通費は実費なんですね。
しかも、福島から東京は遠いですよ。
会社を休まなきゃ無理でしょう。会社がよほど制度を理解していないと。。。
しかも、そんな会社はなかなかないのが現状。そうなると、プライベートと会社の生活のバランスが取りにくくなりますね。
これに対して、国側は「国会で十分に審議した」と答弁したらしいですが、それはウソだろ!という意見もあります。<BLOGOS>裁判員PTSD国賠訴訟傍聴記を読んで 国が大嘘の答弁(猪野 亨 2013年10月07日)

この裁判をにらんだのか、裁判所がとった判断は、、、

裁判員候補者に「遺体写真」を予告 東京地裁(MSN産経ニュース 2013年11月20日)
 東京都板橋区のマンションで昨年11月、主婦のA.Kさん=当時(34)=を刺殺したとして、強盗殺人罪などに問われた無職、M.G被告(23)=公判中=の裁判員裁判の裁判員選任手続きで、東京地裁が候補者に「審理で遺体写真を使う」と予告していたことが19日、関係者への取材で分かった。地裁が候補者に遺体写真の使用を予告するのは初めて。

 地裁は今年7月、公判で遺体や事件現場の写真などを示す場合、選任手続きの段階で候補者に予告することなどを「申し合わせ」としてまとめた。ベテラン裁判官は、「大きなショックを受ける不安のある候補者が、柔軟に辞退できるようにする目的」としている。

 地裁は遺体写真の使用を告知されて辞退した人がいたかどうかは明らかにしていない。18日の公判では、検察側が遺体写真を裁判員らに提示した。

なんと「遺体写真があるよ」と予告した!
それが理由で辞退できるようになった。
しかし、ボーっとしてたらダメかもね。さっさと辞退しないと
「あんた、どうしてあの時辞退しなかったの?」
ってことになっちゃう。

とにかく、元裁判員さんには裁判をがんばってほしいです。
元裁判員原告は「裁判員制度はいらない!」と。
裁判員未経験者に、よりよい制度となりますように。




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posted by akibacchi2980 at 00:51| Comment(0) | TrackBack(2) | 裁判員やりたくない。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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