2012年12月04日

鳥取連続不審死事件、被告に死刑!

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上田被告に死刑判決 裁判長「悪質さは顕著」鳥取地裁(MSN産経ニュース 2012年12月4日)
 鳥取の連続不審死事件で、2件の強盗殺人罪などに問われた元スナック従業員上田美由紀被告(38)の裁判員裁判の判決で、鳥取地裁は4日、「悪質さは顕著で、被告にとって酌むべき事情を考慮しても極刑をもって臨むほかない」として求刑通り死刑を言い渡した。

 弁護側は2件の強盗殺人の無罪を主張していたが、野口卓志裁判長は「犯行時間帯に現場に被害者と一緒におり、殺害の機会があったのは被告だけだ」と述べ、犯行を認定した。

 自白や目撃証言といった直接証拠はなく、検察側は、被告の同居相手だった元会社員の男性(49)の証言などを基に被告の犯行と主張。弁護側は、元会社員が真犯人だと訴えていた。

 判決によると、平成21年4月にトラック運転手、Y.Kさん=当時(47)=を、同年10月に電器店経営、M.Hさん=同(57)=を、それぞれ鳥取県内の海と川で溺死させた。ほか16件の罪も認定された。
………
やはり、黙秘すると裁判員の心証は悪くなりますからね。
続いて、MSN産経ニュースの記事です。。
完黙の美由紀被告 鳥取不審死公判の裁判員は「死刑」判断できるか(MSN産経ニュース 2012年11月11日)
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 「何ら落ち度のない2人を欲望のために平然と殺害した、人間性のかけらもない犯行」「この法廷で明らかに嘘をついた人がいる。元同棲(どうせい)相手と警察官だ」。鳥取連続不審死事件で、2件の強盗殺人罪などに問われた元スナック従業員、上田美由紀被告(38)に対する鳥取地裁の裁判員裁判は、11月5、6日の論告求刑と最終弁論で、検察、弁護側双方から激しい言葉が飛び交った。事件の重大性などから死刑を求刑した検察側に対し、「疑わしきは被告人の利益に」とした弁護側。ただ、こうした激論の中でも上田被告は最終意見陳述で「私はやってません」と静かに述べただけだった。

■「悪魔の所業だ」

 事件では上田被告が2人を殺害したことを示す直接の証拠がない。そのため検察側は、これまでの公判で関係者の証言や事件前後の様子といった状況証拠を積み重ねることで「犯人は被告しかありえない」という立証活動を展開してきた。

 その集大成となる論告。検察側はまず、平成21年4月のトラック運転手、Y.Kさん=当時(47)=殺害と、同年10月の電器店経営、M.Hさん=当時(57)=殺害は、手口が同じであることを指摘。「被告は、被害者を電話で呼び出して睡眠導入剤を飲ませ、海や川で溺れさせる手口で殺害した」と検察側の描く事件概要を示した。

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続いて、事件が上田被告の犯行としか考えられない根拠を提示する。

 《犯行に使われたのと同じ成分の睡眠導入剤を入手していた》

 《事件当時に同棲していた元会社員の男性(49)は犯行後に呼び出されたにすぎず、殺害の機会があったのは上田被告だけ》

 《上田被告には借金の返済や商品代金の支払いを免れるという殺害の動機があった》

 以上の3要素だ。

 2事件の個別事情については「上田被告に呼び出されて元会社員が現場に到着すると、矢部さんの姿はなく、上田被告が全身ずぶぬれだった」「防犯カメラの映像や近くにいた警察官の証言から、Mさん殺害の犯行時間帯には、元会社員は上田被告に指示されて駐車場で待機していた」などと列挙。上田被告が犯人であることに合理的な疑いはないとした。

 その上で、「犯行の背後にあるのは被告の卑劣、冷酷、残虐な人格であり、悪魔の所業としか言いようがない」と、激しい表現で犯行の悪質性を指弾。債務の返済を免れようという動機も自己中心的であることなどから、「極刑を回避すべき事情はない」として死刑を求刑した。

■「元同棲相手らが嘘」

 対する弁護側の最終弁論は翌6日。9月の初公判では「元会社員が真犯人」と主張していたが、上田被告が被告人質問で黙秘したため具体的にこの主張を説明することを断念しており、その内容が注目された。

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「元会社員を上田被告から救い出したいと思った警察官と元会社員が協力して事件の構図を『でっち上げた』」

 弁護側は新たな見解を披露した。

 冒頭、「今日話すことは冒頭陳述で述べたこととは全く違う。なぜなら、被告人質問を行わなかったからだ」と前置き。「元会社員と警察官が法廷で嘘の証言をして被告を犯人に仕立て上げた」として、「被害者と最後に接触したのは被告ではない」と強調した。

 Mさん殺害事件では、当時の警察の捜査状況が不自然だとして、警察官の証言は「元会社員のアリバイを作るための嘘だった」と断言した。Yさん殺害事件では「全身ずぶぬれだった上田被告の服を買った」という元会社員の公判証言を「嘘。服を買った事実はない」と切り捨てた。

 一方、“合理的な”疑いも主張した。

 「小柄な上田被告は、20センチ以上の身長差がある被害者2人を眠らせて運ぶのは不可能」。さらに、「犯行に使われた睡眠導入剤は元会社員も入手できた」「被告の借金の連帯保証人だった元会社員には動機がある」と並べ、上田被告の犯行だとは言い切れないことを訴えた。

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■「私はやっていない」

 続いて弁護側は「これは被告の人格を裁く裁判ではなく、あくまで強盗殺人事件の裁判です」と述べ、「疑わしきは被告人の利益に」と締めくくった。それは最終弁論が終わったことと同時に、上田被告の最後の意見陳述が始まることも示していた。

 上田被告は公判ではこれまで、ほとんどと言っていいほどノートとタオルを持ち込んで弁護人の隣に座る、というスタイルで法廷にいた。検察側が死刑を求刑した5日の論告求刑公判も、同じだった。

 検察官が論告を読み上げている間、首をかしげたり検察官に視線を向ける場面はあった。しかし、厳しい求刑が予想されていたにもかかわらず、表情に特段の変化はなかった。検察官が「死刑が相当」と告げた際にも、それは同じだった。

 ただ、微妙な変化が見られたのは、その直後。被害者参加制度に基づいて意見陳述した遺族の代理人弁護士が「5人の子供たちや母親のためにも、罪を悔いて真実を語り、人間性を取り戻してほしい」と語った際には、涙を拭いていたのだろうか、タオルを目に当てた。

 そして6日。野口卓志裁判長に促されて最終意見陳述のため証言台の前へ進み出た上田被告。一礼して背筋を伸ばすと、小さな声でたった一言。

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「2件の強盗殺人は、私はやっていません」

 これだけ述べ、再び一礼し、いつもの弁護人の隣の席に戻った。

 被告人質問で黙秘を貫いた上田被告が最後に述べたのは、初公判と同様の言葉だった。

■裁判員に重い負担

 上田被告に下される審判は、死刑か否か。判断を下すのは、市民から選ばれた裁判員だ。犯人性を直接示す証拠はなく、弁護側は強盗殺人罪の無罪を主張、かつ、被告本人は黙秘して何も語らないという異例の展開で、精神的な負担は非常に大きいと予想される。

 死刑判決の選択には一応の目安とされるものがある。9項目からなる、いわゆる「永山基準」というものだ。

 永山基準では、犯行の罪質(性質)▽動機▽犯行態様(残虐性など)▽結果の重大性(殺害された人数など)▽遺族の処罰感情▽社会的影響▽被告の年齢▽被告の前科▽被告の犯行後の情状(反省の有無など)−の9項目を検討し、刑事責任が極めて重大で、罪刑均衡(犯した罪と刑罰が釣り合うか)と一般予防(将来の同じような犯罪を防止できるか)の見地からも極刑がやむをえない場合には、死刑の選択が許されるとしている。

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今回の裁判と事件の構図や証拠の少なさなどの点で類似する首都圏の連続不審死事件では、今年4月、殺人罪などに問われた木嶋佳苗被告(37)=控訴中=に対し、裁判員裁判の1審さいたま地裁判決は、永山基準に則って判断し、死刑を宣告した。上田被告についても、検察官は論告で、永山基準の項目を縷々検討した上で死刑が相当と述べた。

 初公判から19回を数えた公判は結審し、裁判員は判決まで計75日間の任期の最後に、死刑の適否などを判断することになる。犯人性を否定し、被告人質問で黙秘した上田被告をどう裁くのか。判決は12月4日に言い渡される。
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上田被告は、早くも控訴したそうです。
だから、裁判員の方もがっかりせずにしてほしい。
75日間も、本当にお疲れさまでした〜。




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posted by akibacchi2980 at 18:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 裁判員やりたい。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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