2100年06月10日

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裁判員Blueへようこそ。管理人のakibacchi2980です。
このサイトは、裁判員の皆さんの情報源になればいいなと考えております。
どうして"Blue"なのかと申しますと、
青い空のように、大きく、すがすがしい気持ちで、という意味があります。
そうそう、Blueは空の色なんです。
でも、私は法律の専門家ではありません。
だから、裁判員の皆さんと立場が近いのではと考えています。

では、どうぞごゆっくり〜。
※2013年10月20日
わたくし、とうとう、
小説連載スタートしました!(休載中)
週1程度で更新予定。期待しないで〜。
サイドバーの「あいまいなカテゴリ」→「小説:守秘義務」からどうぞ!

※スパムについて(2011年9月22日)
スパムが多いので、トップページはコメント受け付けません。
トラックバックは承認制です。よろしく。

スパムコメントについて(2011年11月1日)
2013年10月29日 最近、またスパムコメントが増えてきました。
ブログを読んでる方は、怪しいコメントを無視するようにお願いします。
スパム情報Aを公開します。
スパム情報を調査して公開します。
スパム情報について(過去ログ)

2010年11月15日 裁判員Blue管理人 akibacchi2980


※イベント情報
○2017年5月26日 ブログデザイン更新
○2017年1月5日 ブログデザイン更新
○2016年11月11日 ブログデザイン更新
○2016年10月12日 ブログデザイン更新
○2016年8月1日 ブログデザイン更新
○2016年6月5日 ブログデザイン更新
○2016年1月11日 ブログデザイン更新
○2015年12月2日 ブログデザイン更新
○2015年11月3日 ブログデザイン更新
○2015年10月2日 ブログデザイン更新
○2015年8月27日 ブログデザイン更新
○2015年7月2日 裁判員制度関連ブログへのリンクはバッサリ削除しました。
○2015年7月2日 眠気対策ドットコムのリンク先変更しました。
○2015年7月2日 もし、あなたが裁判員に選ばれたら1と2を削除しました。
○2015年7月2日 コラム削除に伴い、新日本法規出版株式会社webサイトへのリンク削除しました。
○2015年7月2日 コラム削除に伴い、南日本新聞へのリンク削除しました。
○2015年7月2日 別窓リンクに変更 → 各地の裁判所一覧、物流ウィークリー
○2015年7月2日 法務省の「よろしく裁判員」→「御協力お願いします裁判員」
○2015年7月2日 押尾学薬物事件のリンク先変更
○2015年7月2日 英国人女性殺害事件のリンク先変更、動画を追加
○2015年7月2日 リンク先ページの変更に伴い、弁護士ドットコムのリンク削除
○2015年7月2日 ブログデザイン更新
○2015年6月2日 ブログデザイン更新
○2015年6月2日 「ぶん蔵」の公開終了に伴い削除
○2015年4月15日 ブログデザイン更新しました。
○2015年3月8日 ブログデザイン更新しました。
○2015年2月17日 ブログデザイン更新しました。
○2015年1月10日 リンク変更「イザ!「尼崎ドラム缶遺体」特集」→「尼崎連続変死事件まとめサイト」
○2015年1月10日 ブログデザイン変更しました。
○2014年12月2日 ブログデザイン変更しました。
○2014年11月7日 ブログデザイン変更しました。
○2014年10月2日 ブログデザイン変更しました。
○2014年9月8日 ブログデザイン更新
○2014年8月9日 ブログデザイン更新
○2014年7月6日 NEVERまとめ「薄給でストレス多い…5年目を迎える裁判員裁判が抱える問題」リンク追加
○2014年7月6日 ブログデザイン更新
○2014年5月1日 ブログデザイン更新

○2014年4月30日 「工場見学イエイ」創刊! 廃刊しました(2015年11月6日)
http://xieix.blog.fc2.com/

○2014年4月4日 ブログデザイン更新
○2014年3月6日 youtube「裁判」(コント)追加
○2014年3月1日 ブログデザイン更新
○2014年2月26日 「木嶋佳苗の拘置所日記」(byライブドアブログ)をサイドバーのリンク集に追加しました。
○2014年2月21日 「眠気対策ドットコム」のリンクをサイドバーからトップページのバナーリンクに移動しました。
○2014年2月1日 ブログデザイン更新
○2014年1月9日 終了しました。seesaaブログ、メンテナンスのお知らせ(1月15日、当ブログが見れなくなります)
○2013年12月10日 ブログデザイン更新。
○2013年11月26日 ブログサービス側の終了に伴い、mondjuのリンクを削除しました。
○2013年3月2日 ブログデザイン更新。
○2013年1月31日 ブログデザイン更新。
○2013年1月1日 ブログデザイン更新。
○2012年12月12日 ブログデザイン更新。
○2012年11月26日 「まさかりの部屋」と「dot.」のリンク作りました。
○2012年11月7日 ブログデザイン変更しました。
○2012年11月4日 尼崎ドラム缶遺体特集記事リンク 
○2012年10月14日 スイートホーム炎上事件のリンク作りました。(ページ下部の画像リンク)
○2012年10月3日 ブログデザイン変更しました。
○2012年10月3日 当ブログ下部の"Micro Ad"広告を終了しました(サーバー側のサービス終了のため)。
○2012年10月3日 裁判員Blue by mondjuのリンクをサイドバーのみとしました。
○2012年9月2日 ブログデザイン変更
○2012年8月1日 ブログデザイン変更しました。
○2012年5月16日 裁判員Blue by mondjuをサイドバーのリンク集に追加。
○2012年3月26日 cracker_left.gif1000エントリー達成!ありがとうございます!cracker_right.gif
○2012年1月7日 こちらのアンケートも公開中!投票&コメントよろしく!終了しました。 結果はこちら
○2012年1月7日 アンケート投票結果!ご協力どうもありがとうございました。m(_ _)m

尼崎連続変死事件 まとめサイト(Seesaaウィキ)
…こっちを食い尽くしてやる―。マインドコントロールで家庭を崩壊させ、衣食住をしゃぶりつくした男女たち。闇はどこまで深いのか…。それが裁判員裁判でどこまでわかるのか?
裁判の管轄、神戸地裁のある兵庫県民にとっては冗談じゃない!
そして、容疑者の自殺。事件はどうなるのか解らない!

裁判員経験者ネットワーク全国行脚 
…全国の裁判所に対し「13項目の提言」をしようと全国行脚中の人たち。
裁判員法施行3年目の今年、裁判員制度はどんな風に変わって行くのか?

裁判員制度裁判 最高裁の判決要旨(日本経済新聞 2011年11月16日)
…裁判員制度の合憲性について、2011年最高裁の判断です。

まさかりの部屋 裁判員裁判
…あの裁判員裁判の概要はどうだったのか。
そんな忘れんぼさんでもこのサイトを見れば大丈夫。
あの有名な事件をおさらいしちゃいます。
これでフィールドワークも大丈夫。

dot.北原みのり氏のレポ
…鳥取不審死事件で死刑が求刑された上田美由紀被告。その裁判をずっと傍聴した北原みのり氏の週刊朝日の記事から。

刑務所生活
…ケータイ用サイトだから、かなり作りがちゃちいですが、
元受刑者の赤裸々な体験談などが掲載されています。
結構、ハードな生活らしいですよ。
医療が充分受けられなくて、命にかかわる話も!

NEVERまとめ
薄給でストレス多い…5年目を迎える裁判員裁判が抱える問題
…みんなツイッターで「裁判員やった」って言っててビックリ!いいのかな?そうだ、本名じゃないから。フェイスブックだとマズイのか。。(^_^;A

英国人女性殺害事件 法廷ライブ(MSN産経ニュースより)
…2011年大注目の裁判員裁判、7月21日、ついに無期懲役判決が言い渡された。法廷内でビタ一文動かないと思ったら被害者の父親に土下座。遺族はこれをショーだと。
そう言えば映画にも "I am ICHIHASHI"予告編


<耳かき店員殺人事件特集記事>
“勘違い男”続出? 耳かき店の「ひざまくらマジック」は常連客をストーカーに変えた
(1) (2) (3) (4) (5)
…MSN産経ニュースの特集記事です。

<日本経済新聞WEB>2人殺害・切断事件 裁判員、初の死刑判決 横浜地裁判決の要旨(共同通信社 2010年11月17日)
…裁判員裁判初の死刑判決。しかし、区分整理の一旦に過ぎず、犯人の1人は国際手配中。
横浜港バラバラ殺人事件(ウィキペディアより)

押尾学薬物事件(MSN産経ニューストピックス)
…芸能人初の裁判員裁判として騒がれている押尾学の裁判員裁判。
MSN産経ニュースの特集記事へのリンクです。
これを見れば、まあ大体裁判のことが解る、かも?

裁判員制度〜平成21年5月21日スタート〜 … 最高裁判所のサイト
裁判員制度 … 日弁連のサイト
ご協力お願いします裁判員 … 法務省のサイト
各地の裁判所一覧 … 裁判員の管轄裁判所やアクセス方法の情報など

※akibacchi2980のレストランガイド(休止中)
…いろいろ思うことあって、食べログのサイトを休止することにしました。
食べログに関するニュース。。。「やらせ」もう投稿できません。
しかし、裁判員グルメのコーナーは存続します。よろしく!

コラム
物流ウィークリー「弁護士向井蘭の解決!物流労務相談」
弁護士の向井蘭さんが使用者側の立場から裁判員休暇の考え方についてコラムを連載しています。
「第1回」2011年4月4日〜
YouTubeより
総務部総務課 山口六平太 裁判員プロジェクトはじめます!
…山口六平太が社長命令で裁判員プロジェクトをはじめることになったのですが、どうなるのか?裁判員制度の概要が解ります。

政府インターネットテレビ
裁判員制度〜もしもあなたが選ばれたら〜
…こんなのあるなんて知りませんでした。少し内容がシリアスかも。
 西村雅彦さん、金子貴俊さん、中村雅俊さん、加藤夏希さんなどが出演しています。豪華。

裁判所制作の動画
広報用動画いくつかあります。→ 裁判所制作動画リンク
内容:
○映画「裁判員〜選ばれ,そして見えてきたもの〜」
○映画「評議」
○アニメーション「ぼくらの裁判員物語」
○あなたも参加する刑事裁判〜裁判員制度が始まります〜
○「裁判員に選ばれるまで,選ばれてから」
○裁判員制度のCM
○裁判員裁判を経験して
…やっぱりブロードバンドが観やすいですね。DVDを地方裁判所で貸してくれるらしいですが、行きにくいかも。
これらDVDは、図書館で観れるかもしれません。

裁判員裁判を経験して
…最高裁制作の動画。裁判員顔だしアリ(何か超あやしいな)。裁判員候補者にDVDで配布予定。
裁判員制度PR映画「審理」1
…最高裁の裁判員制度サイトが配信を停止したので、もう観れないと思ったのですが、YouTubeにあったのでリンク作りました。
「審理」2
「審理」3
「審理」4
「審理」5
「審理」6

続いてYouTubeより
裁判員ソング
…青島美幸さん作の歌です。フラダンスとはめずらしい。ちょっと長いか?
裁判(コント)
…よくリンクが切れるので変えました。出演はライセンスほか。
実際の裁判とかなり違うところがあります。それが楽しいんですけどね。コントだから。
間違い探しをするのも楽しいかも。
初音ミク 裁判員制度のうた
初音ミクが歌っています。裁判員制度がんばろうねっていう内容。
裁判所の内側
大阪地方裁判所の中をテレビ局が撮影していて貴重です。局アナと弁護士が案内していて楽しい。
これを観てから傍聴に行ったら楽しいのでは?
裁判員になったらあなたが過ごす3日間
着帽の基準など、細かいところが解ります。大阪で制作されたもの。



ちょっと疲れちゃいました?
じゃあ、心地よい音楽でも(YouTubeより)
Fairport Convention - Percy's Song (1969)
以前の動画が削除されていたので、変えました。

■法律条文■
○裁判員の参加する刑事裁判に関する法律
…いわゆる「裁判員法」です。条文へのリンク
○刑事訴訟法
…裁判員になったら気になるこの法律。条文リンク
○裁判員の参加する刑事裁判に関する法律第十六条第八号に規定するやむを得ない事由を定める政令
…裁判員をやむを得ない理由で辞退できないかと思っている人はこれ。辞退を認めてくれるカモ。
○裁判員の参加する刑事裁判に関する規則(pdfファイル)
…裁判員さんは第6条の交通費(旅費)に関係するところが重要。
○海賊行為の処罰及び海賊行為への対処に関する法律
…ソマリア人海賊が起訴され裁判員裁判へ。



ゲームで裁判員! スイートホーム炎上事件
saibaingame_200x40.jpg
日本初!大阪弁護士会の弁護士が作った本格的裁判員裁判シュミレーションゲーム。
あなたは、これをやらずに裁判員やりますか?それとも、裁判員を経験してからやりますか?

裁判員の眠気歳策に。。。
banner.gif
昼休み後の評議は眠くて、、、そんなアナタ!
これで眠気をふきとばせ〜


裁判員ネット
弁護士その他サイト運営スタッフによる裁判員のホームページ
裁判員制度関連の情報やイベント、書籍紹介やコラム等、
裁判員制度に関することなら当ブログより詳しいサイト。裁判員制度賛成派向け。
裁判員制度とは?裁判員ACT
裁判員制度は難しくて結局分からない?!で、市民が作ってみた裁判員解説サイト。
最近、こっちの方が解りやすい。
大阪ボランティア協会内「裁判員ACT」

LJCC(Lay Judge Community Club)
裁判員経験者が作る裁判員経験者限定のコミュニティー・ネットワーク。
裁判員経験者の交流会を各地で開催し、肩の力を抜いて話し合っていこう、だそうです。
裁判員の経験をみんなと共有したい方はどうぞ。
フェイスブック http://www.facebook.com/LJCC3181
ツイッター https://twitter.com/LJCC3181




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2017年01月05日

気持ちはわかるが 〜マジメなものがバカを見る?〜

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<Yahoo!ニュース>裁判員が勝手に現場検証をしたらアウト(前田恒彦 2016年12月31日)
「裁判員物語」と題する朝日新聞の連載が話題だ。特に「殺害現場、自分の目で 手震え、足すくむ」と題する記事だ。なぜか――。

【自ら現場検証をしたい心情はよく分かる】
この記事が取り上げているのは、2014年3月に発生した千葉県の柏市連続通り魔殺傷事件に対する裁判員裁判だ。
当時24歳の男が通行人1名をナイフで刺殺してバッグを奪い、1名を負傷させ、ほか2名からも財布や乗用車を次々と奪った事件。
2015年6月に一審の千葉地裁で無期懲役を言い渡されると、閉廷後、「これでまた殺人ができる」「悔しかったら死刑にしてみろ」などと叫んだとされる。
連載記事によると、この事件の裁判を担当していた裁判員の一人が、まだ審理が続いていたさなかの休日に、自ら犯行現場やその周辺を見て回ったという。
現場に行き、自分の目で犯人の行動を一つ一つたどったところ、方向性や距離感、自宅まで数メートルの場所で殺害された被害者の無念さ、通り魔に襲われる恐怖感などを手に取るように実感できたとのことだ。
視覚や聴覚、嗅覚などを使い、現場の客観的な状況などを認識し、把握するもので、まさしく「検証」に当たる行為である上、この裁判員はこれにより現場の状況などに関する様々な事実を認定し、心証を得ている。
確かに、警察用語にも「現場百遍」とか「現場百回」といった言葉がある。
裁判員として特異重大事件の審理に携わるなどめったにない機会であり、法廷で示された現場の図面や写真だけでは物足りず、空気感などを含め、自ら現場を見て確かめた上で判断したい、より真相に近づきたい、といった思いに駆られる気持ちもよく分かる。
むしろ、こうした心情には、人の人生を左右する裁判に対する真摯さすらうかがえる。
裁判員の負担を軽減する観点から短期間での審理が想定されている裁判員裁判では、公判前整理手続の過程で法廷に提出される証拠が吟味され、絞り込まれ、大胆に振るい落とされているから、なおさらだ。
もし自分が裁判員に選ばれたら、自ら犯行現場に足を運び、直接見聞きした上で判断を下したい、と思う方も多いだろう。

【刑事裁判で事実を認定する際のルール】
しかし、実はこうした勝手な行動は、違法なものだ。
というのも、刑事裁判に関する厳格なルールを定めた刑事訴訟法という法律で、「事実の認定は、証拠による」(317条)と規定されている上、そこで言う「証拠」は裁判で取り調べられたものに限られているからだ。
プロの裁判官はもちろん、市民の中から選ばれた裁判員もこの規定に拘束される。
裁判員法でも、「裁判員は、法令に従い公平誠実にその職務を行わなければならない」(9条1項)とか、「裁判員…は…、法令に従い公平誠実にその職務を行うことを誓う旨の宣誓をしなければならない」(39条2項)と規定されているほどだ。
先ほどの裁判員は、裁判で取り調べられた「証拠」だけでなく、自ら現場を検証した結果に基づいて事実を認定し、心証を得ており、この基本的なルールに違反しているということになる。

【最高裁も注意喚起済み】
この点については、最高裁も、裁判員裁判について解説したホームページ中のガイドラインで、次のように明確に注意喚起している。
「証拠には、書類、凶器などの証拠品、証人や被告人の話など、いろいろな種類がありますが、書類の場合は法廷で検察官や弁護人が朗読する書類の内容を聞くことが、凶器などの証拠品の場合は法廷で凶器などの状態を見ることが、証人の場合は法廷で証人の話を聞くことが、それぞれ『証拠を取り調べる』ことになります」「裁判員は、これら法廷で取り調べられた証拠のみに基づいて、起訴状に書かれた犯罪行為を被告人が犯したのかどうか(有罪かどうか)を判断します」(「『証拠を取り調べる』とは、具体的にはどのようなことをするのですか」より)
「裁判員制度の対象となる重大事件は、テレビのニュースや新聞といったマスコミに取り上げられることが多いと思います。そのような報道により、事件についての感想などを抱くことがあるかもしれません。しかし、裁判員は、そのような情報によって判断するのではなく、法廷で見たり聞いたりした証拠のみによって判断していただく必要があります」「もちろん、裁判長や他の裁判官も、この議論の中で、証拠以外の情報に基づく意見があった場合には、それが証拠に基づくものではないことを指摘するなどして、裁判員が証拠に基づいて判断できるように努めることになります」(「証拠だけに基づいた判断が裁判員にできるのでしょうか」より)

過去にその現場に行ったことがあるとか、テレビや新聞の報道で見聞きして知っているといった場合でも、予断を抱かず公平な判断を行うためには、その時に得た印象などをいったん頭の中から完全に消し去り、白紙の状態で裁判に臨み、法廷に出てきた現場の写真や図面などに基づいて事実を認定しなければならない。
裁判官や裁判員の中で一人だけ勝手に現場に行き、その状況などを見てきた者がいれば、見てきていない者との間で判断材料に差が出る結果となる。
裁判官や裁判員は、そもそも捜査官や訴追官ではなく、弁護人でもなく、あくまで彼ら刑事裁判の当事者が自ら法廷に提出してきた証拠に基づき、公平中立な立場で結論を下す判断者にすぎない、というわけだ。
もし検察側の提出する証拠が分かりにくく、ある事実を認定できないというのであれば、判断者は自らその事実の存否などを調査するのではなく、端的に訴追された被告人にとって有利な判断を下すべきだ、というのが刑事裁判の大原則だからだ。

【裁判員が現場を見たいと思ったら、どうすればよいか】
もちろん、自ら現場を見たいと思うこともあるだろう。
その場合には、裁判官にその旨を要望し、刑事訴訟法で定められた「検証」という手続をきちんと取ればよい。
というのも、「裁判所は、事実発見のため必要があるときは、検証することができる」(128条)と規定されているし、裁判員裁判のように公判前整理手続に付された事件でも、「裁判所が、必要と認めるときに、職権で証拠調べをすることを妨げるものではない」(316条の32第2項)と規定されているからだ。
ただし、この「検証」は検察官や被告人、弁護人が立ち会えるものなので、あらかじめ、その日時や場所を彼らに通知しておかなければならない。
また、単に見っぱなし、聞きっぱなしではダメであり、検証の結果を記載した「検証調書」と呼ばれる書面をきちんと作成しなければならない。
現に、裁判員裁判でこうした正式な検証が行われることもある。
例えば、2009年に発生した鹿児島高齢夫婦強盗殺人事件の裁判員裁判が有名だ(被告人が関与を全面的に否認。検察の死刑求刑に対して一審は無罪。控訴審係属中に被告人が死亡したため公訴棄却で事件終結)。
弁護側の要請で行われたものではあったが、裁判官と裁判員が犯行現場である夫婦の自宅を訪れ、検察官や弁護人の立ち会いの下、犯人が侵入した窓や夫婦が殺害された部屋などを確認している。
今回の裁判員の行動は、こうした厳格なルールにも違反していることになる。

【ルール違反が発覚した場合、判決はどうなるか】
ただ、このルール違反には罰則がないから、裁判員が罪に問われることはない。
審理の途中で発覚していれば、「不公平な裁判をするおそれがある」ということで解任されたことだろうが、既に審理は終わっている。
では、ルール違反に及んだ裁判員が関与した一審の有罪判決はどうなるだろうか。
アメリカの陪審員制度だと、こうした事実が発覚すれば、審理無効(mistrial)となり、新たに陪審員を選任し直した上で最初から裁判手続をやり直す(retrial)ことになっている。
わが国でも、判決が確定する前であれば、控訴審や上告審で問題視され、審理が差し戻され、裁判のやり直しが行われたかもしれない。
問題は、この事件の場合、2016年10月に最高裁が弁護側の上告を棄却し、有罪判決が確定しているという点だ。
確定判決を是正する手段としては「再審」が有名だが、今回のケースは刑事訴訟法が定める再審請求の理由に当たらない。
そこで、同じく刑事訴訟法が定める「非常上告」という方法が考えられる。
「検事総長は、判決が確定した後その事件の審判が法令に違反したことを発見したときは、最高裁判所に非常上告をすることができる」(451条)というものだ。
最高裁は、これに理由があれば、もとの判決や違反した手続を破棄するなどし、法令違反を是正することになっている。
もっとも、この事件で検察が非常上告をすることはないだろう。
検察の求刑どおり無期懲役の有罪判決が下ったものだし、ルール違反が審理に与えた影響は小さく、仮に審理をやり直したとしても、同じ判断結果になると思われるからだ。

【法曹関係者にとっての反省事項】
今回のケースは、裁判員裁判に携わる法曹関係者に様々な教訓を与えた。
審理が係属している中、独断で犯行現場を見に行くような裁判員が現にいるということが分かったからだ(氷山の一角とも考えられる)。
そもそも、裁判員法では「裁判長は、裁判員及び補充裁判員に対し、最高裁判所規則で定めるところにより、裁判員及び補充裁判員の権限、義務その他必要な事項を説明するものとする」(39条)と規定されている。
また、この法律を受けて制定された最高裁規則でも「裁判長は、裁判員及び補充裁判員に対し、その権限及び義務のほか、事実の認定は証拠によること、被告事件について犯罪の証明をすべき者及び事実の認定に必要
な証明の程度について説明する」(36条)と規定されている。
今回のケースは、裁判長の裁判員らに対するこうした説明が必ずしも十分ではないという事実を示した。
この点、アメリカの陪審員制度では、裁判長から陪審員に対し、インターネットで事件のことを調べてはならない、現場に行ってはならない、といった具体的な注意が行われている。
特に今回の事件のように、個人宅や会社事務所などではなく、誰でも出入りできる路上が犯行現場になったようなケースであれば、裁判長は裁判員に対し、勝手に現場に行き、見て回ってはならないといった注意を与えるとともに、その理由を懇切丁寧に説明しておくべきだろう。
また、弁護人からも、裁判所に対し、こうした注意喚起の申入れを行っておくべきだろう。
最後に検察だが、今回、裁判員が自ら犯行現場まで足を運んだのは、ひとえにその状況などに関する検察側の立証が不十分であり、法廷に提出した証拠だけだと腑に落ちなかったからにほかならない。
裁判員法では、「裁判官、検察官及び弁護人は、裁判員の負担が過重なものとならないようにしつつ、裁判員がその職責を十分に果たすことができるよう、審理を迅速で分かりやすいものとすることに努めなければならない。」(51条)と規定されている。
平面的な写真や図面だけでなく、犯行現場やその周辺、犯行経路などを撮影した動画による立証なども、考慮されてしかるべきではなかろうか。


裁判員は、事件とは全く関係のない人が選ばれる。
事件に関係のある者は選ばれない。中立性を欠くからである。
それで、裁判員が提出された資料に満足がいかずに現場に行って調べたい!と思った場合、
勝手に行ったらダメという話である。

前田氏の記事によると、裁判員法128条にあるように「検証」という手続きを取るらしい。
なんじゃそりゃ?
ネットサーフィンしていたら、裁判所ウェブサイトにあった。 検証申立書記載例(PDFファイル)
(注:書式はこれが正解というわけではありません。あくまでも一例にしか過ぎません。「書き直せ」って言われるかも。あしからず)

まあ、裁判員は事件のことは知らないわけだから、もっともっと知りたい気持ちはわかるけど、
こんなめんどうな手続き取ったのに自分の意見が採用されないこともあるんだから、裁判員はやってられん仕事だというのはよくわかる。
誠実に取り組めば取り組むほど、精神的に参ってしまう仕事なんだよね〜。

「平面的な写真や図面だけでなく、犯行現場やその周辺、犯行経路などを撮影した動画による立証なども、考慮されてしかるべきではなかろうか」
とかいうけど、最近、元裁判員の方の国賠訴訟が上告棄却になったばかりである。過去ログ
それとも、上告棄却になったから元裁判員のストレス障害のことはだんだん無視されるのかなあ。。orz
動画なんぞ観せられたら、裁判員は一気にストレスが溜まることだろう。
仕事が手につかなくなったらどうするんじゃ?

あかんあかん!裁判員なんて大変な仕事、安易にやるもんじゃねえよ!
そんなわけで、裁判員の審理はテキトーがいいってことで。




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2016年11月15日

「総務部総務課山口六平太」の作者高井研一郎さん死去

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 「総務部総務課山口六平太」などで知られる漫画家の高井研一郎(たかい・けんいちろう)さんが14日午前11時59分、肺炎のため東京都調布市内の病院で死去した。79歳。長崎県佐世保市出身。
Yahoo!ニュースよりスポニチアネックス2016年11月14日

これがどうして裁判員制度のブログに関係あるのかと言うと、
山口六平太の裁判員制度の動画があるのです!
興味のある方はどうぞ 

埋め込みできなかった。。orz




安らかに。。人気ブログランキング → 
posted by akibacchi2980 at 00:25| Comment(0) | TrackBack(0) | バラエティー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする